- 和名:オトメユリ(乙女百合)/ ヒメサユリ(姫小百合)
- 学名:Lilium rubellum
- 開花期:5〜7月
- 茎丈:30〜80cm
- 花径:5〜8cm
- 花色:白〜濃桃色
- 花形:漏斗形
- 花の向き:横〜斜め下
- 香り:ほのかな良い香り
山形、福島、新潟の3県が接する山の中に自生します。環境省により準絶滅危惧 (NT)に指定。一部は管理されて観光資源にもなっています。
開花期は5月下旬で、ほかに比べて早めです。草丈は低くて広葉をもち、花色は白から濃いピンクまで変異があります。自生地が雪国なので、雪の解け具合で開花時期に1カ月くらいのずれが起こります。
球根が小さい時から咲き始め、比較的栽培しやすく、切り花や球根の生産もされており、かわいい花からはほのかなよい香りがします。


オトメユリの名前が始めて使われたのは、1899年に発行された横浜植木会社のカタログ「百合百選」の中です。乙女のように愛らしいユリという意味でしょう。同じ年に植物学者の牧野宮太郎が、「植物学雑誌」に「小型のササユリ」を表現してヒメサユリと発表しています。園芸ではオトメユリ、植物学上はヒメサユリと呼ばれることが多いようです。
学名のrubellumは「紅色を帯びた」という意味で、ササユリと似ていますが花びらの色にやや赤みがあります。花粉の色が、ササユリは赤褐色でオトメユリは黄色という違いもあります。