開花まで
ヤマユリやカノコユリは種子から開花まで約5年、ササユリは更に生育が遅く、7〜8年掛かります。
タカサゴユリや新テッポウユリの種子は数週間で発芽し、条件がよければ翌年に開花します。
ヤマユリの例
| 0年目 | 秋 | 蒴(果実)が割れて種子が飛び散り、地面に落ちる |
| 1年目 | 春 | 休眠中で芽が出ない |
| 秋 | 地下発芽して小球根ができる | |
| 2年目 | 春 | 地上発芽、1枚葉で過ごす |
| 秋〜冬 | 地上部が枯れる | |
| 3年目 | 春 | 発芽、葉が1〜数枚でる |
| 秋〜冬 | 地上部が枯れる | |
| 4年目 | 春 | 発芽、茎立ち1年目 |
| 夏 | 上根が伸びて急成長、球根が肥大 | |
| 秋〜冬 | 地上部が枯れる | |
| 5年目 | 春 | 発芽、茎立ち2年目 |
| 夏 | 成長、開花、球根肥大 |


ユリの寿命
ユリは、連作障害が起こりやすい植物です。庭などで同じ場所に植えておくと次第に生育が悪くなり、数年で枯死します。土壌中の病原菌の増殖や養分の欠乏が原因と考えられます。
自生地でも、毎年同じ場所で花を咲かせていた株が急に消えてなくなってしまうことがあります。しかし環境が良い場所ではかなり長い間生育を続け、株が古くなるほど多くの花を付けるようになります。
ヤマユリの寿命は、咲き始めてから通常7〜8年と言われていますが、中には20数年生き続けるものもあります。
ヤマユリの自生地では、日当たりが悪くなると10年も20年も休眠することがあります。草丈が小さいものや、芽を出さない球根が、じっと耐えて生き抜いています。周囲の木を切って日が当たるようになると、次の年には咲き始めます。